最初入れようとしたら、再起動後の第二ステージの環境設定の「ネットワーク」のところで、ISDN の検出がうまく行かなかったのか、そこでいきなり YaST が落ちた。そしたらネットワークを落としてそのまま勝手に SuSEconfig とかが走ってログイン画面になった。
root でログインできるもののネットワークが使えず、再起動するとまたインストールの第二段階が始まる。でまたコケる。直さんかぎりその繰り返し。
ただでさえ忙しくて躓いてる暇なんかないのに、たかが ISDN の検出に失敗したからって、インストール強制中断させるこたねぇんじゃねーの?と思いながら、YaST のログ(/var/log/YaST2/y2log)を見ると
2007-10-07 23:39:37 <3> hoge(3215) [liby2] genericfrontend.cc(signal_handler):59 got signal 11 at YCP file network/routines.ycp:594とか出てる。
何だよと思って /usr/share/YaST2/include/network/routines.ycp を覗いてみたが何じゃこりゃ、読む気も起きない。
/usr/share/YaST2/clients/isdn_proposal.ycp の方が悪いのかもしれないけど、とにかく 594行目を適当にいじって再起動してみた。案の定、その変更は大外れで、「モジュールが読めねぇ」みたいな緑のやばそうなエラーメッセージがいくつか出たが、無視して「次へ」してたら運良くインストールを終わらせることが出来た。こっちの方がよっぽど致命的なエラーに見えるんですけど…。
このままだとネットワーク関係が全然使えないので、さっきの変更を戻し、YaST で再度ネットワークカードの設定をして、ネットワークを再起動で使えるようになった。やれやれ。
しかしログ見ると他にも何か色々エラーが出てるな。
smartd がコケるのは仮想ディスクだからだろうからいいとしても、
2007-10-08 00:18:19 <3> hoge(7506) [agent-ini] IniParser.cc(getTimeStamp):923 Unable to stat '/etc/install.inf': そのようなファイルやディレクトリはありませんって、大丈夫なのかよ…。
2007-10-08 00:18:19 <2> hoge(7506) [agent-ini] IniParser.cc(UpdateIfModif):906 Data file '/etc/install.inf' was changed externaly!
2007-10-08 00:18:19 <3> hoge(7506) [agent-ini] IniParser.cc(parse):554 Can not open /etc/install.inf.
2007-10-08 00:18:19 <1> hoge(7506) [YCP] LanItems.ycp:160 Reading udev rules ...
2007-10-08 00:18:20 <1> hoge(7587) [wfm] Y2WFMComponent.cc(SetLanguage):501 GET encoding for ja_JP.UTF-8: UTF-8
2007-10-08 00:18:20 <3> hoge(7587) [ag_udev_persistent] OPEN_FAILED opening /etc/udev/rules.d/79-yast2-drivers.rules failed: そのようなファイルやディレクトリはありません
/etc/udev/rules.d/79-yast2-drivers.rules って、ひょっとして、これのことか?
$ ls -l /etc/udev/rules.d/
…
-rw-r--r-- 1 root root 0 2007-10-08 00:18 79-yast2-drivers.rules
-rw-r--r-- 1 root root 712 2007-09-22 06:50 80-drivers.rules
…
ファイル名間違えてる気配むんむん。
79-yast2-drivers.rules を 80-drivers.rules へのシンボリックリンクにしとこうかと思ったが、もうちっとよく調べてからにしようと思い、後回しに。
VirtualBox の GuestAddtions を入れる。エラーもなく成功。再起動するが、設定してある DVD イメージが自動でマウントされない。
マウスポインタもホスト-ゲスト間でシームレスに移動できない…と思ったらできるようになった…と思ったらまた出来なくなった…。
共有フォルダも、コマンドラインで叩けばマウントできるが、/etc/fstab に書くと boot 時のマウントがコケる。これは以前からそうで、調べるのが面倒だったし、コマンド叩けばマウントできるので今までは毎回手でやってたが、それもめんどくさいので調べてみた。
/var/log/boot.log 見ると「v なんてオプションはねぇんだよ、タコが」とか怒られてる。「そんなオプションつけた覚えなんてねぇんだよ、イカが」と言い返したいのをグッとこらえて、ひたすら調べる。
どうも、boot 時のマウント処理自体は /etc/init.d/boot.localfs の
203: mount -av -t nonfs,nonfs4,noproc,nodevpts,nosmbfs,nocifs -O no_netdevで行われてるらしい。
ははぁ、実際の共有フォルダのマウント処理はこっから mount.vboxsf に渡されるけど、mount.vboxsf には「v」オプションがないからか。というわけで「v」を外して「-a」だけにしてみる。
が、今度は
/sbin/mount.vboxsf: mounting failed with the error: No such deviceと来た。
ああ、この段階じゃまだ vboxadd とかが処理されてなくてカーネルモジュールが読み込まれてないのか。
なので、さっきの行は
203: mount -av -t nonfs,nonfs4,noproc,nodevpts,nosmbfs,nocifs,novboxsf -O no_netdevに修正して、この段階ではマウントされないようにしておく。
で、/etc/init.d/ に mount.vboxshare とか適当な名前で
というテキトーなスクリプト書いておいて、#!/bin/sh
case "$1" in
start)
mount /mnt/share
;;
stop)
umount /mnt/share
;;
restart)
$0 stop
$0 start
;;
*)
echo "Usage: $0 {start|stop|restart}"
exit 1
;;
esac
# ln -s /etc/init.d/mount.vboxshare /etc/init.d/rc5.d/S99mount.vboxshare
# ln -s /etc/init.d/mount.vboxshare /etc/init.d/rc5.d/K01mount.vboxshare
YaST の「システム」→「システムサービス」開けて mount.vboxshare があるのを確認。「開始」「停止」でマウント、アンマウントされるのも確認。
で、再起動したけどマウントされん…orz
何だ?mount.vboxshare が実行されてないような…。まだ何か SUSE の流儀があるんだっけか…。rc_status とか省略しちゃダメなのかな…。
そうこうしているうちに、DVD や USB メモリはマウントされるようになった。いや、オレなんもしてないんですけど…。
クリップボード共有もできるようになったり、できなくなったり…。
VirtualBox も含まれるようになったんじゃないのか?ゲストとしてインストールするテストはしなかったんだろうか?それともオープンソース版じゃないからダメなのか?何にせよ、超不安定。
他にも再起動する度に D-Bus がコケたり、smartd がコケなかったり、色々不安定。
起動後に毎回 zypper がハードディスクガリガリ言わせるのも嫌だ。
動作も何か重たい。
起動が早くなったと言っても、windows みたいにデスクトップが早く表示されるようになっただけで、実際に起動処理が終わる時間はそんなに変わってないんじゃないのか?(デスクトップ表示後に ctrl+alt+F1 するとまだ起動処理やってるのが見える)。
なんか、嫌になってきた。10.3 はスルーかな。忙しくてただでさえ時間取れないのに、こんなんで潰されたくないし、少なくともアップデート溜まってくるまでは放置しよう。
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