windows の firefox と suse の firefox とで同じプロファイルを共有できるか
というのをやってみた(w
結論を先に言うと、「やってやれないことはない」という感じ。
一応、やったことを書いておくと、
suse 側で
$ mkdir -p /windows/D/sync/firefox
$ cp -r ~/.mozilla/firefox/<プロファイル名> /windows/D/sync/firefox/
とかやって今使ってるプロファイルを ntfs パーティションにコピー。
「-ProfileManager」オプションを付けて firefox を起動し、プロファイルマネージャで新しいプロファイルを作成。
その際、プロファイルフォルダに上でコピったディレクトリを指定。
例: /windows/D/sync/firefox/ore
作成したプロファイルを選択して firefox を起動。
使えることを確認したらシステムを再起動し、今度は windows を立ち上げる。
同じように、「-ProfileManager」オプションを付けて firefox を起動し、プロファイルマネージャで新しいプロファイルを作成。
勿論、プロファイルフォルダは上でコピったものを指定。
例: D:\sync\firefox\ore
作成したプロファイルを選択して firefox を起動。
一応ちゃんと起動するし、使える。
ただし、当り前だけど、フォントは suse 側と windows 側に同じものが入っていなければならない。IPA フォントとか指定してあっても、windows に IPA フォントを入れてなければ当然 windows 側の firefox で IPA フォントが見つからず、他のフォントで代用されてしまうから。
(よく考えたら、同じフォントを指定してれば問題ないかどうかを確認してなかった。なので、もしかしたら、同じフォントを指定していてもダメかも。大丈夫だとは思うんですが…)。
あと、昨日の fstab の設定では、suse 側でプロファイルのディレクトリをコピったときに、所有者やアクセス権がうまくないことになる。
要するに、
drwxrwxr-x root users
こんな感じになってしまう。
所有者が root だし、users グループの誰でも読み書きできてしまうし、それ以外の人でも読めてしまう。firefox ならまだいいけど、 thuderbird だとさすがにこれはイヤンな状態。セキュリティやプライバシーのカケラもない。まぁ、その PC 自体を自分しか使わないからそれでもいいや、という人はいいですが。
でも、自分しか使わないならいっそ fstab の方を変えちまえ、というわけで、以下のようにしてみた。
/dev/sda2 /windows/D ntfs-3g users,uid=ore,gid=users,umask=0077,locale=ja_JP.UTF-8 0 0
/dev/sda2 自体を完全に自分専用にしちゃったわけです。
他にも手は色々あると思いますが。
一応使えるらしいと分かると、bbs2chreader とか ScrapBook のような「ログファイルの保存先」を指定できるものも共有したくなるわけですが、こっちはそのままでは無理そうです。
というのも、linux ではパスの指定は「/windows/D...」と「/」から始まるのに対して、windows では「D:\...」とドライブ文字から始まるので、同じにできないから。
「プロファイルフォルダからの相対パス」とかで指定できるといいんでしょうが。
よく考えてみると、この事情は「ダウンロード先の指定」とかでも同じなわけで、やっぱ細かいところで色々不都合があるかなという気がします。windows で使った後 suse 側で起動すると書き換えが発生しているらしく、起動にちょっと時間がかかるし。
まぁ、あくまでネタということで、よい子は真似しないように。
細かいこと気にしない人ならいいかも。
ちなみに自分は thunderbird でも試しましたが(w、こっちも大抵のことはできそうな感じでした。
恐くてすぐ消したのでちゃんとはテストしてませんが。