2006年10月19日

野球の未来

新庄も日米野球を辞退したり、ノムさんがボヤいたりしてますが、何か暗い気分になりますね。新庄の言い分も分かるし、他の選手も一年間シーズンを戦ってきて体がボロボロなのも分かるんですが、「じゃあ、お前ら日米野球をどういう位置付けで捉えてんの?」と言いたくなる。

日頃「ファンのため」とか抜かしてるが、日米野球ってのは日本のプロ野球がバリバリのメジャーと対戦する数少ない機会で、ファンはそれなりに楽しみにしてる試合なんだが。この前みたいに「メジャーの松井、イチローと対戦」という楽しみもあるし。

大体、選手自身にとっても「アメリカの野球から何かを学ぼう」って気持ちがあるなら、あるいは「いずれはメジャーで」と夢を抱いているなら、他を差し置いても出たいと思うもんなんじゃないの?

それに、わざわざチームを組んで海の向こうからやってきてくれる大リーガーたちに失礼なんじゃないのか?

そして俺が一番言いたいのは、以前も書いたとおり。
時代の流れを分かってないんじゃないの?
現状をどう捉えてる?どう分析してる?
将来についてどういうヴィジョンを持ってる?

それでもこれは「ただの親善試合」なのか?
選手会の決定によれば、少なくとも今年の日米野球は「ただの親善試合」ではなく、「最後の親善試合」だろ?

別にケガ人に「無理して出ろ」なんて言うつもりはないし、確かに年間の試合数が増えてる状態で「まだ出ろ」というのも心苦しいんだが、そういうことじゃなく、何というか、野球界の置かれている現状に対して何ともお寒いというか悲しいというかガッカリと言うか…

まぁ、あれかね。FA やポスティングでメジャー行って活躍して自分が自分の夢を叶えて金持ちになればそれでいいわけで、日本のプロ野球がどうなろうが知ったこっちゃないとまでは言わないまでも、積極的に何かしようとは思わんわけなんかね。

ソフトバンクの孫さんがオーナーになったときは色々アメリカに飛んだりして動き回ってるのを見て「お、ワールドワイドな視野で野球界を考えられる人が現れたか」と期待したもんだが、今やケータイ業界の方が忙しいのか、さっぱり野球界隈での話を聞かなくなっちまったし、「何かもうダメかな、こりゃ」って気分だ。あー、ブルーだ。
ノムさんがかわいそうだ。
posted by vagus at 02:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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