・龍が如く(ゲーム?)
・ブサイクが故に
・泥棒かのように
とかいう類のもの。
最近結構耳にするようになった気がするこれらの表現って正しいのか?
自分が違和感のないように言い直すと、
・龍の如く
・ブサイクであるが故に (追記: あるいはブサイクなるが故に、か)
・泥棒で(でも)あるかのように
という感じなんだが。
「〜が如く」とか「〜が故に」とか「〜かのように」とかっていうのは、自分の感覚ではどれも動詞や形容詞といった用言につくもので、名詞に直接つくことはない気がするんですが、どうなんでしょう? 「翔ぶが如く」とか「苦いが故に」とか「笑っているかのように」とかいう感じで。
何か、「ブサイクが故に」とか「泥棒かのように」とか言われると、パンツ穿かずに直接ジーンズ穿いた時のような変な感覚を覚えるんですけど…。
個人的には間違ってるまではいかなくても、おかしな表現だと思うんですが。
…だが、今日はもう眠いので調べない。寝る。
【追記】11/10
KOTONOHA 「現代日本語書き言葉均衡コーパス」でさらっと検索してみた。
「が如く」で検索した結果。

数は少ないが、やはり「が如く」が名詞に直接付いてる用例はない。全部動詞か助動詞に付いてる。
「が故に」と「かのように」は検索結果が多いので貼らないが、やはりほとんどが動詞、助動詞、形容詞といった用言に付いてる。
「亭主関白が故に」というのがあったけど、出典見ると「Yahoo! 知恵袋」なんで、むしろ誤用の例という気がする。
「ブサイク」も「亭主関白」も「ブサイクな男」「亭主関白な夫」と「な」を付けて言えるので、これらを形容動詞の語幹と見れば、用言と言えなくもないが、それなら「ブサイクなるが故に」「亭主関白なるが故に」というのが自然だと思う。
というわけで、自分の中では、「龍が如く」というのは、「昔風なタイトルで格好つけようとしたら日本語間違えてた恥ずかしいゲーム」という先入観が確立されましたとさ。
(「せざるをえない」を「せざるをおえない」という人種が早く滅びますように)。
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